問2.日々我れ

すきなことをかく

数学

近所のヴィレッジヴァンガードがいよいよ閉店した。2ヶ月ぐらい閉店セールをしていたのではないかと思う。

私が中学生ぐらいの時にはもうあって、でもそこをヴィレッジヴァンガードだと認識したのは高校生になってからだ。

遊べる本屋として知名度をあげてきていたヴィレッジヴァンガードのことを知ってから、一回行ってみたいなーと思っていたのだが、ある日焼き肉を食べに行った向かいの店を見て「ここ(ヴィレッジヴァンガード)じゃん!」と突然に気付いた。

なんとも変な出会いだ。

高校に進学してから、不機嫌で退屈な学生生活を送っていた私にとってヴィレヴァンは逃げ場みたいなものだった。整然と本の並ぶ大型書店よりも、もっと雑で偏った棚からおもしろそうな文庫本を探しては時間を潰したものだった。

誕生日やお正月でもらったお小遣いを5000円分ときめては文庫を買いあさった。そして次の機会が来るまで、ひたすら同じ本を読み続けた。

スクールアタック・シンドローム』、『季節の記憶』、『海辺のカフカ』、この話をすると文学青年な我が後輩は、よくサブカルに染まりませんでしたねと言った。最近はとんと行くことがなくなって、大型書店の人文の棚やネット書店を閲覧するのを好んでいた。

立ち寄った閉店間際の店内はポッカリと物がなくなっていて、50%オフのポップが静かに貼ってあるだけだった。

そんな閉店した店舗を横目に、帰宅の道すがら、私は突然チャート式を捨てることを思いついた。

チャート式は不愉快でつまらない学生生活の最たるもので、私は小学生の時から苦手だった数学(その頃はまだ算数だったが)をこれでもかというぐらいにおもいっきりこじらせた。それでもいまだに捨てられなかったのは、ぐずついた高校生活をやり直したかったからなのかもしれない。

でもきっと、捨てるならこの時だ。

新課程チャート式基礎からの数学1+A

新課程チャート式基礎からの数学1+A

 

 

チャート式基礎からの数学II+B

チャート式基礎からの数学II+B

 

 

atuihiga tudukanakutemo okaradani okiotukete chihoutosiyori (c)Imada_Natsuki