問2.日々我れ

すきなことをかく

話すことのかわりに

今週のお題「書くこと」

私の大学時代の先輩の特技は、「とにかくぺらぺらしゃべり続けること」で、実際のところその先輩におしゃべり野郎という印象は全くないのだが、先輩が話し始めるととにかくおもしろいし、ポンポンポンポン話が流れていくのだった。しかも説得力があって、一種のカリスマ性さえ感じられるのであった。

事実か否かを別にしてあたかもその話が正解であるかのように物事を話すことの出来る人というのがどうやら一定数いるらしい。私の口下手な恩師の指導教官がまさにそんな人であったらしく、恩師と同じように口下手な私は、もっと正確に言うなら初対面の人相手に会話を続けられない私には、なんだかうらやましい話にも聞こえるのだった。

就職活動なんてまさにそんな感じの連続で、一見まじめでひかえめでじみなわたしはどのように話せば今考えていることの十分の一も伝わるのだろうかと、うじうじ途方に暮れていたのだった*1

そんな私が力を発揮できるのが、書くことである。

テーマがあれば、先輩があたかもほんとのことであるかのようにすらすらと話が出てくるように、文章を書いているときだけは、ポンポン話がつながっていくのだった。

書くためにはそれなりに時間がいるが、難しい内容でも吟味して言い回しを選べるので、しかも話がだいぶ進んでいても戻ることができるし取りやめたりすることも出来る、私は恐れること無く表現することが出来る。

最近ブログを毎日更新するようになって、書く楽しみをだんだんと思い出してきた。社会人1年目は忙しすぎて時間も取れなかったのだが、2年目になって少し余裕がでてきてからは、職場の些細なことに頭を悩ませることが増え、しんどさが募っていたときに思い出したのが書くことだった。

既存の文章を丸写しすることからリハビリを始めて、自分で何かを書きたい!というところまで持ってきたのがあんがいよかったのかもしれない。

はてなにもどってきてからはアクセス数やスターなんかもしょっちゅう確認してしまうが(まだまだ未熟者である)、けっきょくのところ何か書きたいというところにおさまるので、一気に書いては予約投稿で小出しにしているのであった。

単に書くだけなら、日記でもつけていればいいのだが、やはり読者がいるとやる気が出るというか、むかしから読者を常に想定して文章を書いてきたのでやっぱりブログという媒体は自分に向いている。

文体がしょっちゅう変わるのも、文章にもシチュエーションがあるように、そのときどきで文体を変えることが一番私の気分を正確に表現してくれているような気がするからなのだ。

そういうわけで、私は今日も書き続けたい。

*1:実際はもっと別の所にうまくいかない原因があるのだが

atuihiga tudukanakutemo okaradani okiotukete chihoutosiyori (c)Imada_Natsuki