問2.日々我れ

すきなことをかく

私には二つ歳の離れた妹がいる。妹は一年ほどハワイで働いており、しばらく前に帰国したのだが、友達と遊んでいるのか毎日外出していて両親から顰蹙を買っていた。イージーゴーイングマイウェイな本人はそんな両親を気にしつつも、やはりそれでも毎日外出しているのだった。

そのような折、母が仕事の関係で二週間ほど海外出張に出てしまい、現在我が家は父一人、子二人である。

母は出国前に、ニートの妹を捕まえて「アンタはご飯係だからね!」と念を押していった。一応調理の学校を出ているし、私は仕事から疲れて帰宅するとこの世の終わりみたいな態度で食事の準備をするので、父から嫌がられているのだ。

母が行ってしまってからというもの、妹はぞんぶんに真価を発揮し始めた。

出発初日にそこそこ片付いていた部屋は、よりキレイに片付けられ(我が家は物が多くて出しっぱなし)、冷蔵庫の冬眠していた食材たちは処分された。食事の準備はもちろん、洗い物もすぐに終わらせ、乾いた洗濯物をちゃちゃっとたたんでいく。妹は電化製品が苦手なので、私が洗濯機を回し二人で干す作業をする。それでも最近洗濯機の使い方を教えたので、洗濯機も回せるようになった。

そして今日、帰宅途中に妹からメールが来た。

ごめん、夜出かけます。

餃子を仕込みました。焼肉用カルビは解凍中、油をひいて冷蔵庫のたかのめを入れたらいいと思う。あとは豆腐があるよ、納豆は1パックだけ。お願いします、ごめんね。

冷蔵庫に昨日のお魚の残りがあるよ、青いタッパーです

そして追伸、

餃子は、冷蔵庫の中の計量カップのお水かきまぜて入れたら羽が出来るよ

シャキ奥も恐るべき妹であった。

atuihiga tudukanakutemo okaradani okiotukete chihoutosiyori (c)Imada_Natsuki