問2.日々我れ

すきなことをかく

インコおばあちゃん

日誌

結局祖母は入院してしまった。

私は初めて知ったのだけど、肺炎は風邪をひいていなくても肺の動きが悪くなることでうまく循環しないために炎症をおこすようなことがあるらしい。

祖母は神経系の病気だからいろんなところが動かせなくなっている。

肺炎になった祖母が運び込まれた病院の病室には、祖母とおなじような様態にあるお年寄りが何人もいて、そして皆うまくしゃべれない。

今回の入院にあたり母が一晩付き添うことになった。

「そしたらさ、ベッドからハズシテクダサイーハズシテクダサイーって聞こえるからなんかなーって思ってみたらそのおばあちゃんが手袋みたいなんしててハズシテクダサイーハズシテクダサイーっていってねんけど、看護師さんはごめんねーそれは外せないのーって言っててんけど、ほんで夜になって寝てたらサムイーサムイーサムイーって聞こえるからそのおばあちゃん見たら、かけてた毛布が外れててもっかいかけたってん、そしたらアリガトゴザイマスゥーアリガトゴザイマスゥーって言うねんけど、しばらくしたら毛布かかってんのにサムイーサムイー、サムイーサムイーって言っててパァっ、て見たら布団かかっとるちゅーねん!っていうのを一晩中やってたわ」

音声つきでないのが大変残念である。というのもこの半角カナの部分がインコのおしゃべり声そっくりで、これはまるで鳩ばあちゃんこと我が家の祖母とインコおばあちゃんという病室というなの鳥かご、そして徹夜した母はいまだにナチュラルハイで鳩ばあちゃんのことを思い出しては笑っている。

atuihiga tudukanakutemo okaradani okiotukete chihoutosiyori (c)Imada_Natsuki