問2.日々我れ

すきなことをかく

にっぽんくやしばなし

日誌

母が洗濯が終わらないといって真夜中にもかかわらず川と家をいったりきたりしている。私は日も出ないうちから山へ柴刈りへいくのをいいことに日が変わらないうちにさっさと寝てしまう。妹は鬼ヶ島へ鬼退治に行ったり舞踏会へ出かけるので忙しい。父は竜宮城に行くことが多かったのに最近は早く帰ってみたり帰らなかったりよくわからない。

だからとうとう母が切れてしまい、私は睡眠時間を削ることを余儀なくされる。煽られたり焚き付けられたりするのにたいそう弱いから、すぐ柴刈りだけでなく竹も取ってきてしまう。何にも使えないのに。正直くやしい。わたしは搾取されている。雇用者なんていなかったはずだけど。まあ明日は休みだし徹夜して機なんか織っても本当の姿がバレる恐れもないとは思う。しかしながら今後の身の振り方をよくよく考えねばなるまい。

通勤途中

野良猫がついてきたのに私が話しかけたら向きを変えて立ち去られてしまった。悔しい。

それから近所の駐車場のブロック塀におかれているヘルメットが、出社時間にいつも黒光りしており、ものものしい。私は横を通り過ぎてはその気配に後ろを振り返ってしまう。くやしい。

 

atuihiga tudukanakutemo okaradani okiotukete chihoutosiyori (c)Imada_Natsuki