問2.日々我れ

すきなことをかく

第1回短歌の目・3月――春がのろまをおいてゆく

旧記事タイトル:はてな題詠「短歌の目」・3月


3月の題詠短歌10首および投稿作品ご紹介です - はてな題詠「短歌の目」

もちろん参加です!

1.雛
寝そべって孵ったばかりの翼竜の雛の皺を数えれば昼

2.苺
デザートのあまい苺に練乳をたっぷりかける父すら許せず

3.夕
覚えある匂いの花の名を知らぬことに気がつき暮れたる夕べ

4.ひとり言
悪いのはわたしじゃなくて妖怪のせい悪いのは、ひとり言い訳

5.揺らぎ
嘘をつくあなたの瞳まっすぐで 正しきわたしは微か、揺らぎ

6.羊
眠るのが下手な羊は柵を越え 夢の国越え 明日の朝へ

7.線
茹でられた卵の殻を剥くように 伝線に指挿せば つめたし

8.バク
よみがえる残り少ない思い出を夜中にバクよ、食べないでくれ

9.年度末
春! 風が吹いてわたしの鼻掠め 置き去りにしてゆく年度末

10.信号
信号を信用してた、信じればすくわれる とも聞かされていた

引用スターいただけると小鬼のようによろこびます!
atuihiga tudukanakutemo okaradani okiotukete chihoutosiyori (c)Imada_Natsuki