問2.日々我れ

すきなことをかく

第4回「短歌の目」・6月――祓いたまへよさわやかに

tankanome.hateblo.jp

ねむたきまなこで参加いたします。

 

1.青

狛犬がそっぽむいた寒空はうめの花びら舞うほどに青

 

2.梅

飛梅や 枝葉重たく身を揺らす もう追いかける必要もなく

 

3.傘 

傘よけてほしくなかった ごめんなさい 言える近さでいてほしかった

 

4.曲がり角 

曲がり角 お地蔵さんは待っていた 足増やせそう、人になれそう*1

 

5.しそ

しそのろお、かちゃしそのろう
向かい合う人なく我が子とぎっこんばったん

 

6.紫陽花

裏切りの男は月末 紫陽花の葉っぱに罪をあずけて放つ

 

7.つばめ

つばめA「南の国はあったかい」つばめB「いや夏が暑いのだ」

 

8.袖

世の中ね顔かお金なのよと言うゴキゲンカネゴン振る袖はなし

 

9. 筍

健やかに天突き破る筍のやうに育つた人は甲高

 

10.たらちねの

たらちねの母はアルバムめくりつつ父や乳まだあるねと笑う

*1: 本歌どり的な感じで。短歌にちょうせん(6月号) - 意味をあたえる

3.傘

【傘オバケ】一本足では物騒だ。お地蔵さんに相談しよう。

 

atuihiga tudukanakutemo okaradani okiotukete chihoutosiyori (c)Imada_Natsuki